Pure Core Installation
Installation / 2020directed by Fujimoto Takayuki
2020年の世界的なコロナ禍の中、客数制限などの規制がある劇場でのパフォーマンス公演『Pure Core』(児玉北斗 演出・振付作品)に合わせて、劇場設備の転用を考えて制作したインスタレーション。
2020年の世界的なコロナ禍の中、客数制限などの規制がある劇場でのパフォーマンス公演『Pure Core』(児玉北斗 演出・振付作品)に合わせて、劇場設備の転用を考えて制作したインスタレーション。
ニュートンが『OPTICKS/ 光学』の中で書き記した"The Rays are not colored" というフレーズを発端として、ゲーテの『色彩論』やマチスの絵画、モノクロ映像からカラー映像に変わる演出が高く評価されたミュージカル映画『オズの魔法使』などをモチーフに、光と色彩をめぐるパフォーマンスが進行していく。
2017年開催の北アルプス国際芸術祭イベントプログラムの一環として、一夜だけ行われた、シンガー&ボイスアーティストのおおたか静流と藤本隆行/Kinsei R&Dのコラボレーション・コンサート。
最先端のメディアとダンスを融合し発表してきた、Monochrome Circusを率いる坂本公成と、Kinsei R&D 藤本隆行によるコラボレーション作品。
ドラマトゥルクに米国テンプル大学の Shinya B、作曲に元dumb typeの山中透を迎え、国際社会がかかえる問題を「Tolerance/Intolerance 寛容/ 不寛容」という切り口から考察する。
[ 講堂の照明が落とされ、スクリーンが鮮やかな赤い光に照らし出された。それを眺める私たちに、何かが起きている。「赤を見る」という経験だ。] (『赤を見る』Nicholas Humphrey著/柴田裕之訳より)
進化心理学者のNicholas Humphrey氏が、2004 年にハーヴァード大学で行った講演をもとに書かれた同名の書籍から最初の着想を得て、韓国の振付家Jung Young Dooらとともに2011年より継続して取り組んできた「意識」をめぐるパフォーマンス
この作品は、オアシスに住む老人を中心に展開される。過去か未来かわからないが、老人はひとりでこの砂漠にいる。そこは、細切れに裁断された紙の山でできている。
老人は、生まれてから今まで、オアシスを一歩も出たことがないが、しかしそこは世界の大きな中継点のひとつで、そこに住む老人は、脈絡の不確かなデータの断片として、世界のほぼすべてを知っている。
2007年に9名の日本人アーティストと作り上げた舞台作品。
この作品は、筋電センサーなどのデジタル・ディバイスを使い、パフォーマーとその他の舞台要素、特にコンピューター制御によるLED照明との同期を用いて、人間の脳と世界の把握をモチーフにした有機的な舞台を構築しています。
上方に吊られた円形トラスに均等な間隔でセットされたLED灯体は、最速で0.02秒毎に1台ずつ点灯し、その下のモノやヒトの影は、床上でそれぞれの本体を軸に滑らかに廻る。
「第2回恵比寿映像祭 2010」の嘱託を受け、09年末から横浜のBankARTで滞在制作を行い、翌年初頭の同会場での『2_Rings』展示を経て、2月の映像祭会期中、恵比寿ガーデンプレースの大広場で『4_Rings』を展示。また期間中に、展示作品内でのパフォーマンス『Time Lapse Plant 4 Rings_4 dancers improvisation』も行った。
街中の公衆トイレを使って現代美術を展示するという展覧会「おおいたトイレンナーレ」の依頼を受けて制作された作品。
会場である男子トイレには、多数の小便器が整然と並んでいる。その中で、本作のために作られた今井健太郎 (山/完全版)の音と同期して、LED照明の光が絶え間なく変化していく。
別府の街中の公園に立つ楠の大樹にセットアップされた、野外インスタレーション。
毎日、夕暮れになると、この木の元で構想を得て作曲された音楽が鳴り始め、それと同期して擬似太陽光LED照明の直進光が、移ろいながら樹冠を照らしていく。
すべての犬は天国へ行くという. 別に祈る事なんて無いのに. じゃあ,正しい祈り方ってどうするの?
2007年に、LED照明の省電力や携帯性に焦点を当て、独りのパフォーマーと12台のLED照明のみの最小限の機材とメンバーで構成される、デジタルライティング・パフォーマンス。
Monochrome Circusの坂本公成・森裕子と共に製作。
この作品は、「祈り」と共に、いかにヒトが「死」に向き合うことが出来るかという問いを、個人の視点から見つめようとしている。
ダンサーの平井優子並びにヴァイオリニストの辺見康孝と共に、パフォーマンスユニットとして、倉敷市の大原美術館が主催する「AM倉敷_Artist Meets Kurashiki」シリーズの第7 弾に招聘され、 第二次世界大戦以降の日本の現代作品がならぶ大原美術館分館地下展示室を舞台に、10日間の滞在制作の後に、公演とインスタレーション展示が行われた
LED照明を軸に、藤本隆行の個人名義でディレクションした、最初の舞台作品。
作品のモチーフには「旅」という題材を選び、各都市の特色が出ているであろう光景をまず写真撮影しつつ、フィールドレコーディングを行い、そのデータから色や音を選びだして作品に使用、その積み重ねによって照明や音響デザインのレイヤーが多重化していくという手法をとった。
YCAM Studio A での、滞在制作作品/コンサート。
舞台上のミュージシャン内橋和久とUAが、音響のみならず照明や映像のアウトプットまでを、公演中に音によりコントロールできるシステムを開発し、空間全体が即興的/有機的に変化していくコンサートを2日間に渡り現出させた。
2010年から大阪の山本能楽堂で不定期に続いている、能公演にLED照明演出をつける試み。
20世紀後半を代表する日本の詩人、三好達治によって1954年に書かれた『灰が降る』をサブテクストに、世紀を隔ててなお人類を翻弄し続ける「核」の問題と、それを取り巻く文明の孕む問題、その中での身体とダンスの未来を考察した作品。
ディレクターの坂本公成は、2012年にヘルシンキにあるZODIAKに滞在中にこの作品を制作、2013年には自身の主宰するカンパニーMonochrome Circusに本作品を委嘱した。
その初演時から、照明デザインを藤本隆行/Kinsei R&Dが、音楽を元ダムタイプの山中透が担当している。
2009年に世田谷美術館で初演された、野外ダンスパフォーマンス。
鈴木ユキオ(出演/振付)、内橋和久(音楽)と共に、藤本隆行は大木にLED照明を付けた円形トラスを吊り、その照明で見せるという照明デザインを担当し、ほぼ即興と言っていい一晩限りの公演を行なった。
しかしその後、この作品は2012年にヨーロッパツアーを敢行、さらに同年と翌13年には、徳島LEDアートフェスティバルにも招聘された。
霧の彫刻家 中谷芙二子の作品に、照明デザイン並びにプログラミングで参加。
モ・エ・シャンドンの企画する期間限定の体験型イベント「メゾンモエ」において、2004年度開催の基点となるスパイラル・ビルの1階から3階までの綜合空間演出を担当した。